星と星、雲と雲

本と音楽とポテトとねこと散歩

青空 ふたり旅

あんなにおおきな陽水さんが、五木寛之さんの前では26歳のお兄さんで 面白いなあ。 でもやっぱりどっしりしているな。

ルックバック

この漫画の感想を表す言葉を私は知らない。 もっと言葉を知らないといけない。

三島由紀夫『美しい星』

ゆっくり読み進めている本。 夜毎にかがやくあの月からの親密な影響を、暁子はもともと、さほど的確に受けていたわけではなかった。 月が惹き起す海の潮は、暁子の体にだけは遠慮がちに作用して、 その支配を目立たせぬように、周期を乱して来たに違いなかっ…

武田百合子『犬が星見た』

一時期いつも持ち歩いていた。 百合子さん一行と一緒に旅をしている気分になる。 昭和四十四年、六月十日から七月四日までのロシア旅行の話。 百合子さんはいつも「あ、」と口をあんぐりしてしまうような、 新鮮でびっくりする物のとらえ方をする。 でもその…

高野文子『黄色い本』

20代後半のころに読んで、読書の面白さを教えてもらった漫画です。「本を読むのってこんなに楽しいことなのか」って。私にとって大切な漫画です。 [http:// :title]

武田百合子『お湯』

季節の変わり目でなかなか寝付けず、ゴロゴロとYouTubeを見たり本を読んだり。好きな本を何度も繰り返し読んでいます。武田百合子さんのこの本の『お湯』というタイトルの話がとても好きです。長年連れ添った旦那さんが亡くなって寂しくてたまらなくて「朝浸…

武田百合子『お湯』

武田百合子さんの『あの頃』で特に好きなのが『お湯』という話。 夫の武田泰淳さんが亡くなってまだ日が浅く、不意に涙が出てきてやっぱり悲しくて「朝浸かる。昼浸かる。夕方浸かる。」と一日中お風呂に入る百合子さん。 家のお風呂じゃ足りなくて電話帳で…