季節の変わり目でなかなか寝付けず、ゴロゴロとYouTubeを見たり本を読んだり。好きな本を何度も繰り返し読んでいます。
武田百合子さんのこの本の『お湯』というタイトルの話がとても好きです。
長年連れ添った旦那さんが亡くなって寂しくてたまらなくて
「朝浸る。昼浸る。夕方浸る。夜と夜中に浸る」と一日中お風呂に浸って「やっぱり悲しいだけだあ」と泣く百合子さん。
しまいには家のお風呂じゃ足りなくなって、電話帳を繰り、お正月も関係なく都内のお風呂屋さんを巡る毎日。
読んでいると「すごく好きな人がいるってすがすがしいようなうらやましいような悲しいような気持ちだなあ」と思います。
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